駐車場ビジネス入門

エコ駐車場について

環境問題への関心は日増しに高まっています。駐車場事業を会社貢献の一環として取り組んでいる㈱日本駐車場サービスは、環境問題にも積極的に取り組み、微力ながらも地球環境の保護に役立ちたいと考えています。今号は、㈱日本駐車場サービスが取り組んでいる「エコロジー活動」にスポットを当てました。

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※場内LED照明

㈱日本駐車場サービスが展開する時間貸駐車場「ラッキーパーキング」は、その駐車場が[エコ駐車場」として、看板をはじめ、満・空のサイン、照明などをすべてLED化。消費電力を大幅に削減し、CO2排出量も大幅に抑えました。また、敷地内にあるジュース自動販売機も、省電力タイプを設置しています。 駐車場の看板や満・空のサイン、駐車場内を照らす照明にLEDを採用し、通常使っている水銀灯に比べ、約80%の消費電力で済むようになります。

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※P看板・満空灯をLED照明に

LEDのメリットは省電力だけではありません。蛍光灯のように寿命が近づくと暗くなることなく、ずっと一定の明るさが保たれます。また、白色が強いので、照度を多少下げても、感覚的には同じ明るさに感じられますし、虫が寄りづらくなるので、近隣への影響も最小限に抑えられます。
しかし、このLED照明には大きなネックがあります。それは、導入コストが従来より割高です。LEDの寿命は4万~5万時間と言われています。仮に1日12時問点灯させたとして、9~10年使用できる計算です。しかし、導入コストが割高ですから、電気代が約半分になるとしても、必ずしも採算が合うとは言えません。

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※LED使用の看板「アイドリングをなくそう」の文字が表示されています。

こうした実情を理解した上で、それでも㈱日本駐車場サービスが駐車場のLED化に踏み切ったのは、車に関わるビジネスを展開する以上、環境問題に向き合っていかなければならない、という強い意志から。低環境負荷のモビリティーサービスをご提供する事により社会貢献したいという企業理念は、環境問題が強く叫ばれるようになったいま、こんなカタチで実を結びました。

地球温暖化という人類の生存に関わる脅威に対して、世界が立ち向かおうとしています。 2005年2月16日には「京都議定書」が発効し、日本は2008年から2012年の間にCO2などの温室効果ガス排出量を1990年にくらべて6%削減することが義務づけられ、様々な対策を進めてきました。
このような中、2009年9月、鳩山内閣総理大臣がニューヨークの国連気候変動サミットにおいて、我が国の目標として、温室効果ガス排出量を2020年までに1990年比で25%削減することを表明されました。
政府では、地球と日本の環境を守り未来の子どもたちに引き継いでいくため、「チャレンジ25」と名付け、あらゆる政策を総動員して地球温暖化防止の対策を推進することとしており、そのための温暖化防止のための国民的運動を、「チャレンジ25キャンペーン」として2010年1月14日より、新たに展開することとなりました。

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チャレンジ25の具体的な活動は次の通り。㈱日本駐車場サービスで実際に行っている活動です。

① 冷房は28℃、暖房は21℃に(リモコン周辺に温度設定を表示し、温度意識を促す)
② アイドリングストップ(ラッキーパーキング場内に注意看板設置)
③ ラッキーパーキング場内照明にLEDを使用
④ 節電(社内にポスターを掲示し、環境問題を意識づける)
⑤ 社内照明は必要な個所以外を消す
⑥ 外出時は、PCの電源を消す
⑦ 印刷済みコピー用紙は、裏紙を再利用

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