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駐車場

【駐車場ビジネスを取巻く環境】

@市場性
わが国の乗用自動車保有台数は57,521,617台(軽自動車含む2006年度統計)であり、おおよそ2人に1台の割合で保有しいることになります。人口減少時代に突入したとはいうものの、1人あたりの保有台数は増加傾向にありこの状況はしばらく続くと考えられます。(軽・小型自動車の販売好調からもそのことが伺えます。) そのことから考えると、一時貸し、月極などの有料駐車場の需要が短期的にしぼむことは少ないでしょう。

A燃料高騰の影響など
ご承知の通り燃料の高騰で自家用車の利用が手控えられているとの調査結果があるようです。この傾向もしばらく続くかもしれませんが、低燃費車やガソリン以外を動力源とする自動車の開発発展には目を見張るものがあり、中長期的に考えた場合はむしろマイカー利用は活発になるのでは無いでしょうか?(ライフスタイルの多様化はさらに進むでしょうから・・・)


B2006年の道路交通法改正の影響
施行直後は全国の一時貸し駐車場の稼働率が2割程度上向いたとの報道がありましたが、その影響も数ヶ月で落ち着き、施行後1年程度で施行前程度に戻るとの観測が大半です。

C不動産価格上昇の影響
特にコインパーキングについては、バブル崩壊後の虫食い低利用地を活用した「ニッチビジネス」といわれてきました。不動産市場が活発になって以降は更地に建物が建ち始め、コインパーキングの用地取得競争は激化してきています。
大阪を地盤とした準大手の駐車場運営会社が2006年末に倒産したことからも、業界の厳しさがお分かり頂けると思います。
小規模平面駐車場の開発が難しくなれば、不動産流動化スキーム(プロジェクトファイナンス)などを活用した大型の駐車場開発もさらに加速すると考えられます。

【駐車場のタイプ(分類)】

@平面(青空)駐車場 A自走式立体駐車場


B機械式駐車場 C地下駐車場



以上の形式の複合タイプも多数あります。
また、営業形態としては、時間貸し、定期、月極とそれぞれの複合タイプがあります。

【駐車場事業のポイント】

@立地
・駐車場の宿命として「駐車場自体は目的地になり得ない」事があげられます。当然、近隣の集 客力に左右されます。
・お金を出す限り、一歩でも目的地に近い場所に止めたいというのが、ドライバー共通の心理です。さらに、車を主たる移動手段にしている人は車を止めて200m歩きたがらないといわれています。
・一時貸駐車場の需要(立地・利用形態)は概ね以下の4つに分類できます。
(4.と5.はともに郊外立地)

1.主にオフィス街、官庁、病院等の近隣地・・・・・平日昼間利用
2.主に飲食店街、歓楽街等の近隣地・・・・・・・・・平日夜間利用
3.主に商店街等の商業集積地の近隣地・・・・・・・・・・休日利用
4.ニュータウンの駅前等・・・・・・・・・・・・・・・・パーク&ライド利用

5. 観光地等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・観光目的

理想の立地は上記1〜3の条件を3つとも兼ね備えた場所という事になりますが、なかなか実在しないと思います。
上記1〜3の内、2つ以上を備えている場所が望ましいといえるでしょう。
4.や5.も候補地です。
さらに大型マンションが多い場所なども可能性があります。

既述のとおり「目的地になりえない」施設ですから、立地が極めて重要になります。平日・休日それぞれの朝・昼・晩の稼動をしっかり読むことが肝要です。

A計画
・時間貸駐車場の成否は「リピーター客」を掴めるか否かにかかっており、明るく・綺麗で・使いやすい(止めやすい)駐車場計画は必須です。
・大型の一時貸し立体駐車場の場合は安全性も極めて重要なポイントです。ドライバー、場内歩行者の安全性はもとより、犯罪の温床にならない施設計画(設計)は必須でしょう。(とにかく死角を作らないことが重要です。)


B料金設定
稼働率を大きく左右する重要な要素です。当該駐車場の利用目的(ビジネス、買い物利用、パークアンドライド利用等)のうち、いつ・どの利用が多いかということも料金設定の重要な判断材料になります。

駐車場事業にかかるコスト】
@イニシャルコスト
・設備機器費
・工事費(建設費)
・公租公課
・各種手数料 等

Aランニングコスト
・人件費(管理、警備、清掃、集金)
・水光熱費  
・設備保守費         
・公租公課  
・保険 等

以上のコストをいかに低く抑えるかが事業の成否を握ります。

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