
カーシェアリングとは
カーシェアリングとは1台の自動車を複数の会員が共同で利用する自動車の新しい利用形態です。 利用者は自ら自動車を所有せず、管理団体の会員となり、必要な時にその団体の自動車を借りるという、会員制レンタカーのようなものです。1987年にスイスの学生の間で始まり、2008年10月現在ヨーロッパを中心に世界18カ国、600都市で65万人が2万台の車輌を利用しています。カーシェアリングは英語の語源から相乗りと混同される場合がありますが、基本的には会員が1台の自動車を時分割で利用するもので、相乗りとは異なります。
環境に及ぼす影響
カーシェアリングは、自動車保有に伴う費用負担や手間を軽減するだけでなく、自動車による環境負荷を低減する等の効果があることが報告されています。
■ カーシェアリングが環境に及ぼす主な効果
【自動車保有台数の削減】
海外の大手カーシェアリング会社によれば、1台のカーシェアリングで約20台の自動車を減らすことができるそうです。日本においても自動車を保有していた方の自動車の保有率がカーシェアリング加入後、大幅に減ったことが報告されています。自動車が減れば自然と交通量も減り、交通渋滞や交通事故も大幅に減少するでしょう。カーシェアリングが普及することで環境改善への大きな効果が期待できます。
【自動車走行距離の削減・CO2の削減】
マイカーはタダで乗る感覚ですが、カーシェアリングは移動コストを認識させる効果(学習効果)があります。時間料金のほか走行距離によって従量的に課金されるシステムなので、車を使うたびに費用を意識するようになり、必要な時だけ自動車を使うようになる為、無駄な利用も減少します。結果、一人当たりの走行距離が減少し、CO2(二酸化炭素)の削減へとつながります。
【環境にやさしい移動手段にシフト】
カーシェアリング会社の多くは、軽自動車や小型自動車を中心とした低公害車両を導入しています。また、話題のハイブリット車や低燃費車、電気自動車といったガソリンをあまり使用しない環境に優しいエコカーは、自家用車としては高額で手が届かないという家庭も多いですが、複数の会員によって費用が分担されるカーシェアリングであれば、エコカーは十分利用可能になります。
【駐車スペースの削減】
根強い問題でもある駐車場不足も、カーシェアリングを導入することで自動車の台数も減り自然と駐車場不足を解消していくことにつながります。その結果、緑地などを削って新たに駐車場を作る必要もなくなります。環境保全(景観・緑地の維持)が課題になっている昨今、カーシェアリングの効果が多いに期待されています。




